お知らせ

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身体と空間特別研究委員会 2022年度シンポジウムのご案内 3月21日 in Zoomによるオンライン

2023年02月25日

福まち学会
会員各位

当学会、身体と空間特別研究委員会から2022年度シンポジウム開催のお知らせです。
定員50名(先着順、要予約)

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身体と空間特別研究委員会 2022年度シンポジウム
【テーマ】
ひとの感覚から空間デザインを考える

2023年3月21日(火・祝)Zoomによるオンライン開催
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【趣旨】
本委員会は、2012年度より活動を開始し、今年度で10年となった。2年前の2020年10月 には、これまでの活動をまとめた書籍も発行した。
その書籍でも述べているが、これまでの多くの建築空間が視覚優位に設計されてきたが、 私たちは、様々な感覚に訴えかける環境を作ることが多様な人にとって使いやすい環境 を生み出していくのではないかと考えてきた。
そこで本シンポジウムでは、これらの原点に立ち返り、身体と空間の関係性について 改めて広い視野で議論を行うことを目的とし、次へのステップへの課題抽出の一助と することとした。

■主催:(一社)日本福祉のまちづくり学会身体と空間特別研究委員会
■日時:2023年3月21日(火・祝)14:00~17:30
■場所:オンラインによる開催
■参加費:無料
■定員:50名(先着順、要予約)

【プログラム】
14:00~14:10 趣旨説明 委員長 原 利明
14:10~14:55 講演1
 「見えない身体』が広げる視野―ブラインドサッカーをめぐるダイアローグ(対話)から」
  速水 徹氏(立命館大学客員教授)
14:55~15:40 講演2
 「パラスポーツから空間認知を考える」
  葭原慈男氏(パラアスリート)
15:40~16:00 休憩
16:00~17:00 パネルディスカッション
 司会進行:パネラー
 ・速水 徹氏、葭原慈男氏
 ・伊藤収奈氏、太田篤史氏、船場ひさお氏、松田雄二氏、矢野喜正氏
17:00~17:25 質疑応答
17:25~17:30 まとめ

【プロフィール・概要】
■速水 徹氏
立命館大学客員教授、一般社団法人子ども未来・スポーツ社会文化研究所主席研究員
筑波大学大学院人間総合科学研究科修士課程修了、同研究科博士後期課程在籍中 1983年、朝日新聞社入社。スポーツ部・社会部記者などを経て、大阪本社スポーツ部長、論説委員(スポーツ社説担当)、経営企画担当補佐、和歌山総局長、オリンピック パラリンピック・スポーツ戦略室長、編集担当補佐などを歴任。
2度目の論説委員(社会社説担当)を最後に、2021年5月退社。
デフ(聴覚障がい者)ラグビー日本選抜の一員として2011年11月、オーストラリア選抜 との国内初のテストマッチ2試合でプレーした。

<概要>
「見えない身体」を有するパラアスリートは、プレーに際してどう空間を把握し、「見ている」のでしょうか。
ブラインドサッカーをめぐる複数のプレーヤーとのダイアローグ(対話)から、彼らが 聴覚や触覚を駆使してその場を「見ている」ということ、そこには脳の可塑性がもたらす 「見る感覚」があることを体感しました。
彼らとのダイアローグを通じて、そもそも「見る」とはどういうことなのか、という根源的な問いや、健常者と障害者を隔て、二項対立的に認識することの限界性について考えます。

■葭原慈男氏
パラアスリート
参天製薬(株)CSV・ピープルセントリシティ推進担当
静岡文化芸術大学 非常勤講師(ユニバーサルデザイン)
パラ応援大使
東京都障害者スポーツ協会 理事
ブラインドスポーツクラブ"乃木坂ナイツ" 代表
港区視覚障害者福祉協会 会長

1972年 網膜色素変性症と診断される
1984年 障害者手帳取得(5級)
現在 光覚弁

1987年 国立障害者リハビリテーションセンターにて、鍼灸マッサージ免許取得
1988-2016年 東京都庁に一般事務職として入庁、28年間勤務
2019年 参天製薬入社

<パラアスリートとしての活躍>
1992年 バルセロナパラリンピック 走り高跳び 4位
1994年 ジャパンパラリンピック(日本選手権)にて走り高跳び 181cm (日本記録 継続中)
1996年 アトランタパラリンピック 走り高跳び 銅メダル
2000年 シドニーパラリンピック タンデムサイクリング
    1kmタイムトライアル 金メダル 1分4秒950(当時の世界記録)
    スプリント 銀メダル
2002年 ブラインドサッカーと出会う
2004年 アテネパラリンピック タンデムサイクリング
    スプリント 銀メダル
2007-2011年 ブラインドサッカー日本代表に選抜

<概要>
私にとってスポーツは人生に欠かせないものとなっています。何故なら、スポーツを楽しんでいる時は、障害のあることを忘れることができているからと言って過言ではありません。
陸上競技(走り高跳び)、タンデムサイクリング、ブラインドサッカー、スキー、サーフィンなど、見えない中で様々な工夫や努力を重ねてチャレンジしてきました。
見えない状況で、どのようにプレーするのか、これまで経験してきたブラインドスポーツ を通して、視覚に頼らない空間デザインを考えてみたいと思います。

【お申し込み】
■お申し込み方法
以下の留意点を熟読の上、①~⑤をメール本文にご記入いただき、件名を「2022年度シンポジウム申し込み」としメールにてお申し込みください。
①お名前 ②ご所属 ③連絡先メールアドレス ④当日連絡ができる電話番号 ⑤その他(情報保障など)

■情報保障について
当日は文字配信を予定しております。この他のご要望に関しては、すべてにお答えできないことがあることをご容赦ください。

■締め切り
・参加申し込み締め切り:2023年3月17日(金) ※厳守
・情報保障などの締め切り:2023年3月7日(火) ※厳守
※前日までに参加URLが送信されない場合は、申し込みメールアドレスまでご連絡ください。

■お申し込み先
atota1218@gmail.com 担当:太田幹事

【留意点】
※当日の録画・録音は固くお断りいたします。
※Zoomの操作上のサポートは出来かねますのでご了解ください。
※参加の際は、お申し込み時のお名前で入室してください。お名前のご提示がない場合は (例:iphoneなど)、入室できないことがございますので、予め設定をご確認ください。