福まち学会 会員各位
身体と空間特別研究委員会主催「視覚・聴覚・触覚に関する応用編連続セミナー」
第2回セミナーのご案内です。非会員様のご参加も可能。
皆さまの積極的なご参加をお待ちしています。
***********************************
身体と空間特別研究委員会主催
第2回 「視覚・聴覚・触覚に関する応用編連続セミナー」
―プラスのデザインからマイナスのデザインへ―
2018年11月22日(木)in 東京大学・本郷キャンパス
***********************************
日本福祉のまちづくり学会 身体と空間特別研究委員会主催
1.セミナーの趣旨
超高齢社会の進展する中、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、競技施設や公共交通施設を中心に障害当事者参加の下でバリアフリー整備が急速に進められています。私たちは、2016年に視覚・聴覚・触覚に関する基礎講座を開催し、身体のさまざまな器官(眼や耳など)を通して空間の一端(光や音などの情報)を受けとり、空間の性質(移動可能性や危険性など)を理解し、そして身体のさまざまな部位(手足や骨格など)を用いて空間を利用する(移動する・危険を回避する・乗り物を使うなど)といった人間の行動や人体の構造について、基本的かつ本質的なことを再確認しました。今回の連続セミナーは、この第1期の連続セミナーの「応用編」とも言うべきもので、どのようにこれらの知見を実際のデザインに応用するのか、具体的な事例をもとに紹介します。
今回は、テーマを「プラスのデザインからマイナスのデザインへ」としました。これは、必要とされるニーズ、すなわち情報を排除するという意味ではありません。例えば音環境を考えると、必要な情報を大きな音で提供するのでは無く、暗騒音を下げることで、小さな音でも必要な情報を届けられる可能性があります。これまで、付加するばかりであった情報を、きちんと整理することで、よりわかりやすく安全な環境を作れるのではないか、そのような考え方を事例をもとに紹介する予定です。
第2回目は、安全・安心の環境向上に向けて研究されている研究者の方に「プラスのデザインからマイナスのデザインへ」の考え方についてご紹介いただきます。講演1では大野央人氏(鉄道総合技術研究所)より、視覚障害者誘導用ブロックの敷設方法の研究を通して「プラスのデザインからマイナスのデザインへ」を実現するための考えをご紹介いただきます。講演2では、大野寛之氏(交通安全環境研究所)より、ホーム上の安全・安心につながるホームドアの設置により、旧来の安全対策を減らしたとしても安全性を遙かに向上させることが可能であるとの考え方についてご紹介頂きます。最後に、会場の参加者からの質疑を受け、議論をおこないます。
学会内外の研究者だけでなく、都市計画家・建築家・デザイナー、行政官や事業者のみなさまなどにも広くご参加頂き、知識を深め、まちづくりや施設計画に役立てて頂ければと願っています
(本セミナーは建築CPD 2単位を予定しています)。
2.開催日時と場所
3.主催等
4.プログラム
5.費用と定員
受講料 日本福祉のまちづくり学会会員:¥500 / 非学会員:¥1000 / 学生:無料
※社会人学生は、学会員若しくは一般扱いとさせて頂きます。お申し込み時にご注意ください。
定員 50名(申し込み先着順)
6.お申し込み
電子メールにて、以下の各要項に即してお申し込みください。
宛先 matsuda[at]arch1.t.u-tokyo.ac.jp(松田)([at]を @ に変えて下さい)
メールタイトル 「セミナー申し込み第2回 11月22日」
メール本文 (1)お名前(2)ご所属(3)ご連絡先メールアドレス
(4)学会員・学生・非学会員の区別(5)情報保障等のご希望
(6)懇親会への出欠
締め切り 2018年11月20日(火)厳守
7.情報保障ほか
各種ご希望については、申し込みメールの本文(5)欄にお書き添えください。
情報保障又は託児サービスをご希望の方は、11月5日(月)までにお申し込みください。
※手配などがございますので、厳守でお願いいたします。
なお、内容によりご希望に添えない場合もありますので、予めご容赦ください。
8.懇親会
懇親会をセミナー終了後に近くのお店で開催します。参加ご希望の方は、申し込み時にメールにその旨をご記載ください。※参加申し込みなしでの当日参加はご遠慮ください。(会費は、実費です。)
※連続セミナーの今後の予定
第3回
日時:2018年12月12日(水)18:30~
会場:日本大学理工学部駿河台校舎1号館4階141教室
・第4回
日時:2019年1月中旬
会場:日本大学理工学部駿河台校舎(予定)
今後ともご期待ください。
(原 利明会員からの情報提供)