お知らせ

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IPC「アクセシビリティガイド」翻訳版報告会9月2日in名古屋・名駅

2016年06月24日

福まち学会 会員各位

 東海北陸支部では9月2日に、IPC(国際パラリンピック委員会)「アクセシビリティガイド」翻訳版の報告会を下記の通り開催いたします。
 会員の皆さまの積極的な参画を期待しております。(清)

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東海北陸支部特別セミナー
国際パラリンピック委員会「アクセシビリティガイド」翻訳版報告会

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東海北陸支部 支部長 磯部 友彦

 このたび東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に際し、「IPC(国際パラリンピック委員会)のアクセシビリティガイド」の翻訳を、(公財)日本障害者スポーツ協会日本パラリンピック委員会から日本福祉のまちづくり学会が委託をうけて完成しました。
 現在、このアクセシビリティガイドを参考に日本版アクセシビリティガイドの検討が進められています。そこで多くの方々にアクセシビリティガイド翻訳版を知っていただくために、東海北陸支部特別セミナーとして報告会を下記のとおり企画致しました。なお今回は諸事情により、概要、建築、交通、接遇などを中心に解説を行う予定です。
 会員皆様ならびに会員以外の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

1.日時 2016年9月2日(金) 14:00~16:30

2.場所 愛知県産業労働センター『ウインクあいち』1203号室
     名古屋市中村区名駅4丁目4-38 電話052-571-6131
     アクセス http://www.winc-aichi.jp/access/

3.プログラム
▼14:00~14:10
支部長挨拶 磯部 友彦(中部大学)

▼14:10~14:25(15分)
 第1章 概要 アクセシビリティガイドについて(P7~29)
 講師 秋山 哲男氏(日本福祉のまちづくり学会会長)

第1章は、主な目的、コンセプト、本書の作成の根底にある基本原則を説明している。本書の使命と目的が含まれており、障害者のみでなく、社会の相当な割合を占めるアクセシビリティ受益者の母集団についても言及している。インクルーシブであることの3つの基本原則(公平、尊厳、機能性)が、アクセシビリティの主要コンセプトであるバリアフリー環境、ユニバーサルデザイン、アダプタブルデザインなどと共に説明されている。

▼14:25~15:00(35分)
 第2章 建築 技術仕様(P30~89)
 第4章 大会の要件(P117~198)
 講師 古瀬 敏氏(フリーランス)

第2章はアクセスと移動経路、アメニティ、ホテル及びその他宿泊施設。 第4章は大会の社会的基盤(競技会場、選手村、競技会場以外の場所)に関する要件を説明。さらに、OCOGの各ファンクショナルエリアの計画と運用面、全体的観点から、またパラリンピック大会固有のものについて、アクセシビリティを考慮すべき事柄も論じている。

▼15:00~15:15(15分)
 第3章 アクセシビリティトレーニング(P105~111)
 講師 澤田 大輔氏・竹島 恵子氏(公財 交通エコロジー・モビリティ財団)

OCOG(組織委員会)スタッフと大会ボランティアを対象とし、アクセシビリティと障害に関する「気づき」トレーニング、デザインアプローチ、主な内容、実施手順を記述。このトレーニングは、個人の態度やコミュニケーション上のバリアに対処することを目的とし、a)障害者に対する一般的な接遇トレーニング、b)大会/任務別の障害者に対するアクセシビリティトレーニング、c)会場固有のアクセシビリティトレーニングの3段階から成る。

▼15:15~15:30(15分) 休憩

▼15:30~15:45(15分)
 第2章 交通手段 (P90~104)
 第5章 アクセスシブルでインクルーシブな開催都市と大会を目指して
     (P199~249)
 講師 稲垣 具志氏・江守 央氏(日本大学)

第2章はアクセシビリティに関する技術仕様が詳細に記され、本書の参照部分としての役割を果たしている。テーマの分類は、都市環境の主要要素に従っており、アクセスと移動経路、アメニティ、ホテル及びその他宿泊施設、交通手段、刊行物とコミュニケーションが含まれている。
第5章は大会の立候補都市・招致に成功した都市が、全ての利害関係者に対してアクセシブルでインクルーシブな大会を保証し、市民には永続的な恩恵を確保するために取り組むべき基本原則と主要要素について説明。この取組みは、市民や来訪者が「大会の共有体験」を全活動に完全に参加する機会を提供するためのものである。

▼15:45~16:25(40分) 質疑応答

▼16:25~16:30(5分) 閉会の挨拶

4.参加費 会員1,000円、非会員2,000円(当日受付にて徴収します)

5.資料
参加者には国際パラリンピックガイド(IPC)全訳(240ページ、非売品)を差し上げます。このガイドはパラリンピックを開催する際の様々な整備を進める上での手がかりとなっています。

6.主催
(一社)日本福祉のまちづくり学会 東海北陸支部
(一社)日本福祉のまちづくり学会 翻訳委員会
(公財)交通エコロジー・モビリティ財団

7.申込み締切り 2016年8月20日(土)

8.申込み先・お問合せ
お申込みは、下記のメール・ファクシミリ・電話のいずれかでお申込みください。

日本福祉のまちづくり学会 東海北陸支部事務局
水谷真・河村恵子(社会福祉法人AJU自立の家 わだちコンピュータハウス)
〒466-0025 名古屋市昭和区下構町1-3-3
電話 052-841-9888  ファックス 052-841-1015
イーメール fukumachi-jimukyoku[at]aju-cil.com

(池田典弘会員からの情報提供)