特別研究委員会

10 文化財・世界遺産のアクセシビリティ特別研究委員会

委員長 高橋 儀平(東洋大学)

(1)委員構成 15名(委員長、公募委員を含む)
<コアメンバー>石塚裕子(大阪大学未来戦略機構)、江守央(日本大学)、大場奈央(フリー)、古瀬敏(フリーランス)、鈴木克典(北星学園大学)、高橋富美(建設技術研究所)、丹羽太一・丹羽菜生(BASSTRONAUTICS ADMINISTRATION)、平田陽子(摂南大学)、松原淳(交通エコロジー・モビリティ財団)、吉田倫子(広島県立大学)、高橋潤(DESIGN FIRM)、<公募委員>高橋未樹子(コマニー)、大塚毅彦(明石工業高等専門学校)

(2)研究目的
 急激な少子高齢化、高齢世代の観光行動の活発化、海外からの旅行者の増大、2020東京オリンピック・パラリンピックの開催等を控えて、日本における文化財・世界遺産の多面的なアクセシビリティの整備が求められている。
 本研究会では、国内外の現地調査を基に「文化財・世界遺産のアクセシビリティ」について、各地の状況を調査し、我が国において標準的に考慮すべき文化財・世界遺産のアクセシビリティの考え方について整理し、我が国の文化財・世界遺産等観光施設のバリアフリー法整備、アクセシビリティ・ガイドラインの作成に資する基礎的資料を収集することを研究目的とする。本委員会は2期目となる。

(3)主な研究事業
1)文化財、世界遺産の保護とアクセシビリティの考え方の構築
2)文化財に関する各地のアクセシビリティ条例・基準の調査

3)用途や歴史、構法等日本文化の歴史的固有性、存在価値と具体的なアクセシビリティ事例の収集

4)海外ガイドラインの研究、海外先進事例の収集

5)国連障害者の権利条約、障害者差別解消法の施行を踏まえ、年齢、性別、国籍、障害の有無などにかかわらず、誰もが楽しめる文化財、世界遺産における多様なアクセシビリティ環境の構築を目指した物的、人的・ソフト面の検討

6)公開シンポジウム、研究会の開催

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