お知らせ

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セミナー「小さな声の人が地域の担い手になるまちづくり イタリア・トレント市"ファーレ・アッシメーレ"と 倉敷市真備町"岡山マインド「こころ」"の取り組みに学ぶ」 4月8日 in 大阪市およびオンライン

2024年03月18日

日本福祉のまちづくり学会
会員各位

当学会が後援する東北福祉大学主催のセミナーのお知らせです。
お申込み締切は4月5日(金)
皆さまの積極的なご参画を期待しています。

お問い合わせは下記お知らせ内の問い合わせ先までよろしくお願いいたします。

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小さな声の人が地域の担い手になるまちづくり
―イタリア・トレント市"ファーレ・アッシメーレ"と
倉敷市真備町"岡山マインド「こころ」"の取り組みに学ぶ―

2024年4月8日(月)14:00-18:00 大阪市およびオンライン
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主催:東北福祉大学
共催:認定NPO法人 大阪精神医療人権センター
後援:一般社団法人 日本福祉のまちづくり学会
★文字通訳、日伊逐次通訳がつきます★

1.開催日時
2024年4月8日(月)14:00-18:00

2.場所
グランフロント大阪 カンファレンスルーム タワーB RoomB06+07
https://kc-space.jp/accessmap/conference/ とオンライン配信

4.プログラム
開会
開催趣旨説明 (石塚裕子)
【基調講演①】
イタリア・トレント市 "ファーレ・アッシメーレ(みんなでやろう!)"の20年間の取り組みとその意義
元トレント市精神保健局長 レンツォ・デ・ステファニ氏
【基調講演②】
倉敷市真備町"岡山マインド「こころ」"の20年間の取り組みとその意義
NPO法人 岡山マインド「こころ」代表 多田 伸志氏
【休憩】
【リレートーク】
当事者の語りから学ぶ イタリア、大阪、倉敷市真備町から
「入院中の方のお話をおききすること」山本深雪氏
「当事者を経験し当事者の力を活かして仕事をすること(仮)」アンドレア ・プエケル氏
「被災地した僕たちのまちで僕たちがしてきたこと(仮)」矢吹謙孝氏
「自分の得意分野を活かし働くことの喜び(仮)」マリア・チェッラマーレ氏
 など複数名から
【エンディングディスカッション】
地域づくりにおける精神障害のある人の役割と期待
 コーディネーター:石塚裕子
 コメント:参加者全員

18:00 閉会

5.参加申し込み(締め切り:4月5日)
https://forms.gle/cT2X2TzbmnefTE667

6.問い合わせ先
石塚裕子(東北福祉大学)yuko-i(アットマーク)tfu.ac.jp

(開催趣旨)
 日本のまちづくりは、地域生活において社会的障壁を感じることなく多様な活動ができる強い市民を対象にしてきました。物理的にも精神的にも社会的障壁を感じ地域生活に困難のある「小さな声の人」は参加できていませんでした。しかし、2018年西日本豪雨の被災地である倉敷市真備町では、災害からの復興過程において、小さな声の人である精神に障害のある人が、地域の担い手として活躍しています。なぜでしょうか?
本セミナーでは、精神に障害がある人の地域移行が世界と比較して遅れていると言われている日本で、真備町ではなぜ精神に障害のある人が、地域の担い手になれているのか、地域の暮らしと治療とはどのような関係があるのか明らかにしていきます。そして、一人でも多くの精神に障害のある人が、地域で暮らし、地域の担い手になることをめざします。
謎を解く一つのキーワードは「対等性」です。当事者と医療福祉の専門家との対等性、当事者と地域市民との対等性、そして当事者と当事者の対等性が、どのように担保されているのか、また、どうすれば担保できるのか、イタリア・トレント市と倉敷市真備町の事例を通じて探求します。遠く離れた精神医療の先進地といわれるイタリア・トレント市での"ファーレ・アッシメーレ(みんなでやろう!)"の長年の取り組みに学び、地域に根付き、当たり前の暮らしを重ねてきた"岡山マインド「こころ」"の取り組みを比較しながら、その謎を解いていきます。
なお本セミナーは、科研費地域共生社会における「対等性」の探求(課題番号22K18554)) の成果として行います。