東京2020オリパラ大会において新国立競技場の屋内・外に補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)用トイレが導入されました。また宿泊施設等についても先進的な導入事例がいくつかみられます。今後この補助犬用トイレの普及がどれだけ進むか、また進められるかが問われますが、そもそもどこに、どれだけ、どんな仕様のトイレが求められるかはいまだ手探りです。『Tokyo 2020アクセシビリティ・ガイドライン』には「補助犬用トイレを施設の種類に応じた適切な仕様・数で設置する。」と書かれるにとどまり、『高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準』においても事例掲載のみです。一方で、例えばイギリスのInclusive Design Standards(May 2019, GDI-Hub)ではAssistance Dogの設備に関する計画のポイントが示されていたり、海外の空港では補助犬限定ではないですが、『Pet Relief Area』を備えていたりするところもみられます。それらからは、動物・ペットと人間との関係に対する価値観や文化的な違いも垣間見られます。
よって本公開研究会では国内外の事例を踏まえて、ユーザーニーズ・評価の観点から日本における補助犬用トイレの整備の在り方を皆さんといっしょに考えていきたいと思います。
日時:2023年3月20日(月)18時から20時
場所:ZOOM(ミーティング)
参加費:会員500円、非会員1000円、学生無料
◆プログラム ファシリテーター:菅原
麻衣子(東洋大学)
18:00~18:05 趣旨説明
学術研究委員会委員長 菅原 麻衣子(東洋大学)
18:05~18:35 「外出時のアイメイトのトイレ事情と必要な環境整備」(30分)
殿岡 英子
氏(全国障害学生支援センター・事務局長)
18:35~19:05 「補助犬用トイレの国内外の事例解説と課題」(30分)
朴 善子 氏 (公益財団法人日本補助犬協会・代表理事)
19:05~19:20 講師陣による対談(15分)
19:20~20:00 質疑応答(40分)
20:00 終了予定
申し込み方法:EventRegist (https://eventregist.com/e/Ruu70fBuTCq6) よりお申し込みください。EventRegistでのお申し込みが難しい方は、問合せ先の菅原(sugawara[at]toyo.jp([at]を @ に変えて下さい))までメールにてご連絡ください。
ZoomURL配信:Zoomのリンク先については開催日の3日前までには配信させていただきます。万一届かないなどトラブルがありました場合は下記の問い合わせ先までご連絡ください。
参加保障:参加保障のご要望がありましたら3月10日(金)までに下記の問い合わせ先までお申し出ください。
申込み〆切:3月15日(水)17時まで
問い合わせ先: sugawara[at]toyo.jp([at]を @ に変えて下さい 菅原麻衣子(東洋大学)