身体と空間特別研究委員会 第1回公開研究会開催のご案内 5/31東京
2014年05月12日
会員各位
身体と空間特別研究委員会より下記公開研究会のご案内です。
会員の皆様の積極的なご参加を期待しております。
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■開催日時:2014年5月31日(土)13:00~17:15
■会場:(独法)産業技術総合研究所臨海副都心センター別館11階会議室
東京都江東区青海2-4-7
※最寄駅:ゆりかもめ テレコムセンター駅
■テーマ:これからの時代の空間づくりを考える(その1)
― ロービジョン者の移動環境の視点から ―
■趣旨
震災復興や2020年のオリンピック・パラリンピックの開催などにより新たなまちづ
くりが急速に進んでいく。また、急速な超高齢社会を迎える中で、バリアフリー整備
も進んできている。しかし、利用者からは、その整備の不十分さも多く指摘されてい
る。
そこで、本委員会では、もう一度障害当事者の情報利用実態に立ち返り、ひとの身体
特性と環境との関係性から、これからの空間づくりのあり方を考えて行きたい。
普段、人が空間を認識する際には,視覚情報が多く利用される。しかし、視覚以外
の情報も無意識レベルでは活用されている。そこで第1回公開研究会では視覚情報を
得にくいロービジョン者の移動に着目し、視覚情報とさらにそれ以外の情報がどのよ
うに活用されているのかを具体的な場面から考える。とかく、視覚障害者の移動の際
の手がかり(情報)は、誘導ブロックや音声案内などとされるが、本来の移動のため
に必要な情報とは何か?その情報が持つ意味は何か?想定するシーンや個人によって
異なることも含めて、参加される皆様方と一緒に考えていきたいと思っている。
■プログラム
[第1部]
13:00~13:30 「頭の中の通勤経路」の解説
13:30~13:45 移動
[第2部]
13:45~14:30 実環境での体験
葭原氏、芳賀氏とテレコムセンター駅から会場までの経路を実際に一緒に
歩行しそれを体験する。
14:30~14:45 移動
[第3部] 公開研究会(150分)
上記の第1部と第2部を基に議論を行う。
14:45~14:50 趣旨説明
14:50~15:10 話題提供1:葭原滋男氏
私の歩行時の手がかり(情報)の取得方法、その情報の使い方を考える
15:10~15:30 話題提供2:芳賀優子氏
私の歩行時の手がかり(情報)の取得方法、その情報の使い方を考える
15:30~16:00 コメンテーターからのコメント
以下の方々から歩行の手がかりについて、共通点、相違点を中心にご意見を伺う。
・小林 章氏(国立リハビリテーション学院)
・加藤明彦氏(UDコンサルタント)
・榊原賢二郎氏(JRPS)
・水本剛志氏(福島県立盲学校教諭)
16:00~16:10 休憩
16:10~17:10 討論
17:10~17:15 まとめ
■定員30名(先着順)
■会費:学会員¥1000 一般¥2000 学生¥500
■申し込み:身体と空間特別研究委員会にメールにて申し込みをお願いします。
その際に、次の事項をご記入ください。
1.氏名 2.氏名ふりがな 3.所属 4.連絡先(メールアドレス、住所)
5.連絡事項など
shintai_kuukan@fukumachi.net
※申し込み締め切り:5/26(月)17:00まで
情報補償などサポートが必要な方には、できるだけ対応を考えておりますので、お申
し込み時にご相談ください。その場合は、5/21(水)12:00までにお申し出くださ
い。
なお、対応が難しい場合はご容赦ください。
(原 利明会員からの情報提供)