発行物

第6回

第6回 全国大会

◆ 開催要項

  1.日 時: 2003年7月17日(木)、18日(金)
  2.会 場: 高山市民文化会館(岐阜県高山市昭和町1-188-1)
http://www.city.takayama.gifu.jp/bunka/bunka.htm 
  3.テーマ: 総合政策としての福祉のまちづくり 
  4.主 催: 日本福祉のまちづくり学会 
  5.後 援: 厚生労働省、経済産業省、国土交通省、岐阜県、高山市、岐阜県社会福祉協議会、高山市社会福祉協議会、飛騨・高山コンベンションビューロー、日本作業療法士協会、日本理学療法士協会、土木学会、日本建築学会、日本生活支援工学会(以上予定を含む・順不同) 
  6.会 費 大会参加費
会員5,000円、非会員8,000円、学生会員1,500円、学生非会員3,000円
 懇親会費  5,000円昼食弁当(お茶付)代 1,050円(会場周辺は食事場所が少ないため事前に申し込みされることをお勧めします。)
  7.プログラム (講演題目、講演者の氏名・所属、連名者の氏名の順に記載してあります)
7月17日(木)
9:00~10:30 研究発表1
セッション1a「福祉のまちづくり概念」 一階小ホール
・ すべての人のためのデザインはどうすれば可能なのか?
 -対象が違えばユニバーサルデザインに向けてのアプローチも違う-
古瀬敏(静岡文化芸術大学デザイン学部空間造形学科)
・ 「福祉のまちづくり」概念に関する一考察
 -多領域の有機的連携を求めて、社会福祉の立場から-
小山聡子(日本女子大学人間社会学部社会福祉学科)
・ バリアフリーをテーマとした総合学習プログラムの提案
黒川紗樹(大阪大学大学院工学研究科土木工学専攻博士前期課程)
飯田克弘
・ 観光地管理者のバリアフリー化に対する取り組みと意識
志摩邦雄(茨城大学工学部都市システム工学科)
高澤久美子、金利昭、小柳武和
・ 高齢者外出の実態調査とウェルフェアに関する実証分析
吉田浩(東北大学大学院経済学研究科)
セッション1b「車いす」 二階2-5室
・ 段差バリアフリーに関する一考察
今泉誠(名城大学理工学部建設システム工学科)
江崎公暢、藤田晃弘、高柳泰世
・ 車いすによる段差通過時の駆動力に関する指標化
糟谷佐紀(兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所)
米田郁夫、阪東美智子、多淵敏樹
・ エレベータかご内の鏡の要否  ~車いす使用者からの提案~
湯浅達也、((福)AJU自立の家)
森崎康宣 
・ 特別養護老人ホームにおける車いすの有効活用に関する調査研究
徳田哲男(埼玉県立大学保健医療福祉学部社会福祉学科)
・ 駅ターミナル評価を目的とした車いす利用者の走行時における生理的応答に関する基礎的研究
松井祐介(近畿大学大学院総合理工学研究科)
村木里志、三星昭宏、野村貴史 
セッション1c「交通システム」 三階3-11室 
・ 心拍数を用いた身体障害者ドライバーの運転負担に関する調査研究
野村貴史(近畿大学大学院総合理工学研究科環境系工学専攻博士前期課程)、
三星昭宏、石橋富和、久利良夫、岡田秀樹、江原武 
・ 聴覚障害者が交通機関を利用する際の問題点とその対策
 -岐阜県聴覚障害者協会会員に対する調査-
磯部友彦(中部大学工学部土木工学科) 
・ 誰もが移動しやすい都市の道路と交通環境の整備に関する一考察
 -DPI世界会議札幌大会でのアンケート調査から-
新谷陽子((社)北海道開発技術センター)
原文宏、青木秀一、秋山哲男 
・ 「潜在能力」アプローチを参考にしたコミュニティバスの評価方法について
中村陽子(大阪大学大学院工学研究科博士前期課程)
新田保次、猪井博登 
セッション1d「商店・地域づくり」 四階4-7室 
・ 小規模店舗における福祉的環境整備のあり方に関する研究
園田眞理子(明治大学理工学部建築学科)
片倉直人 
・ 英国におけるショップモビリティの現状に関する調査
定岡美和(岡山県立大学大学院保健福祉学研究科保健福祉学専攻)
田内雅規 
・ 広島県沼隈町における住民の手による地域づくりに関するケーススタディ
張梅(京都府立大学大学院人間環境科学研究科生活環境科学専攻)
古野素子、水野弘之 
・ 市民・NPO等による福祉のまちづくり活動研究
―活動の実態と福祉のまちづくりとの関係について―
沼尻恵子((財)国土技術研究センター研究第一部)、藤村万里子、林隆史 
10:45~11:45 総会(会場:一階小ホール) 
11:45~13:00 昼食 
13:00~14:40 基調講演(会場:一階小ホール)    「安全、安心、快適なバリアフリーのまちづくり」   
 前半は、日本福祉のまちづくり学会第六回全国大会大会長 高山市長 土野守氏による講演
 後半は、土野守・大会長に、本学会の澤村誠志・会長(兵庫県立総合リハビリテーションセンター・顧問・名誉院長)、秋山哲男氏(東京都立大学大学院教授)、高橋儀平氏(東洋大学教授)を交えた座談会 
15:00~17:30 高山市内のバリアフリー状況の見学  (末尾の案内参照) 
18:30~20:30 懇親会(会場:高山グリーンホテル) 
7月18日(金) 
9:00~10:15 研究発表2 
セッション2a 「特別セッション:高山市のまちづくり」 一階小ホール 
  コーディネーター
山本誠(飛騨高山観光客誘致促進東京事務所代表) 
  情報バリアフリーのコンセプトと観光情報システムの導入
小瀬光則(高山市 産業振興部観光課) 
  ノーマライゼーションの理念に基づく空き店舗対策
一本木一裕(スクラム企画) 
  高山市資源リサイクルセンターにおける障害者小規模授産所の運営について
塩屋篤子(コスモス作業所) 
  ホテルにおけるユニバーサルルームの考え方「高山グリーンホテルの取組み」
小林一輝(小林建築設計事務所) 
セッション2b「視覚障害者支援(1)」 二階2-5室 
  発光材料を用いた視線誘導ブロックに関する研究
安藤一善(名城大学大学院理工学研究科建設システム工学専攻)
藤田晃弘 
  すべての人に喜ばれる単独歩行誘導用ナビタイル 
 ―メンタルマップ不要のサスティナブル・オンライン音声情報システム―
安江雅夫((株)セレマ) 
  ロービジョン者にとって望ましい道路照明に関する研究
市原考(兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所)
原田敦史、松本泰幸、小平恭宏 
  視覚障害者誘導用LEDの視認性に関する検討
江嵜公暢(名城大学理工学部建設システム工学科)
今泉誠、藤田晃弘、坂口陸男、池田典弘 
セッション2c「鉄道・駅・ホテル」 三階3-11室 
  地方部の福祉型鉄道駅のあり方に関する調査研究
 -JR呉線新広駅を事例に-
山岡俊一(呉工業高等専門学校環境都市工学科) 
  鉄道車両内における手すりの利用実態に関する研究(その1)
  -実態調査からの考察-
石橋達勇(北海道浅井学園大学人間福祉学部)
西岡基夫 
  ボランティアによる駅および周辺のアクセシビリティ情報データベース作り
 -日本列島縦横無尽 ネットで作ろうアクセシビリティガイド(ACG)-
中村豊四郎(アクセシビリティガイド実行委員会事務局)
萩野美有紀 
  ホテル社員の「ユニバーサルサービス研修会」事例
秋元昭臣(京成ホテル(株)企画部) 
セッション2d「居住空間」 四階4-7室 
  介護環境の適正化に関する研究
 -動作スペースを用いた空間設計手法の提案-
桑原邦寿(積水化学工業(株))
徳田哲男、新田收、國澤尚子、前川佳史、植竹篤志 
  介護環境の適正化に関する研究
 -車いす移乗動作に必要とされる居室空間の提案-
新田收(東京都立保健科学大学)
徳田哲男、國澤尚子、前川佳史、植竹篤志、桑原邦寿 
  介護保険制度における住宅改修に関する介護支援専門員の意識
 ―意識調査結果を基にした地域別比較―
橋本美芽(東京都立保健科学大学) 
  高齢者の住まいにおける温熱環境と冷暖房行為に関する調査研究
土川忠浩(兵庫県立姫路工業大学環境人間学部環境人間学科)、内田勇人 
10:30~12:00 研究発表3 
セッション3a「当事者参加」 一階小ホール 
  姫路市における交通バリアフリーへの当事者参加の取り組みについて
鈴木義康((株)日建設計大阪オフィス計画室)
児玉健、伊達実、瀧川吉弘、多淵敏樹 
  参加型の福祉のまちづくり手法を担う人材育成
 -岩手県のユニバーサルデザイン・ワークショップの事例から-
寺島薫((株)アークポイント)
高橋友三、川内美彦、福永順彦 
  ものづくりへの障害者参加、その考え方(1)
  ~中部国際空港での経験から~
森崎康宣((福)AJU自立の家)、湯浅達也 
  地域に生活する障害者・高齢者が参加する福祉機器商品化支援
藤井直人(神奈川県総合リハビリテーションセンター研究部)
藺藤全孝   身体障害者の選挙アクセシビリティ その1 
 -広島市安芸区における投票所の事例調査から-
小板橋恵美子(東京大学大学院工学系研究科)
村田拓司   身体障害者の選挙アクセシビリティ その2
 -広島市安芸区における電子投票後の面接調査から-
村田拓司(東京大学先端科学技術研究センター)、小板橋恵美子 
セッション3b「視覚障害者支援(2)」 二階2-5室 
  視覚障害者の歩行空間移動に関する現状整理
北川博巳(東京都老人総合研究所介護・生活基盤研究グループ)、横山哲
  赤外線音声情報案内システム及び歩行者等支援情報通信システム-A
大久保紘彦(三菱プレシジョン(株)社会・交通システム技術統括部)
  徳島県における触地図案内板の設置状況
石毛一郎(鳴門教育大学大学院社会系コース)
  通勤時における視覚障害者の単独歩行特性に関する研究
 -日本点字図書館勤務者の歩行追跡調査より-
鈴木麻衣子(東京工業大学大学院建築学専攻)、高橋 儀平、浜崎恭美代
  視覚障害者の経路選択特性を考慮した歩行空間に関する研究
吉松秀敏((株)ケー・シー・エス)、櫻田一之 
  視覚障害者の地下街歩行時における空間認知と利用情報に関する研究
柳原崇男(近畿大学総合理工学研究科環境系工学専攻博士後期課程)
三星昭宏 
セッション3c「交通バリアフリー(1)」 三階3-11室 
  移動制約者に配慮した歩道整備評価項目の設定方法に関する研究
長野博一(交通環境研究会)
藤井敬宏 
  前橋市中心部の道路におけるバリアフリー化の現況と課題
岡村美好(山梨大学医学工学総合研究部)
高橋正紀、岡村雄樹 
  すべての施設のバリアフリーをめざして
 -宮崎市福祉のまちづくり条例実施状況から-
岩浦厚信(宮崎市役所健康福祉部健康福祉課福祉のまちづくり係) 
  大阪市における交通バリアフリー推進の基本的な考え方
井下泰具(大阪市計画調整局計画部)
三星昭宏、日野泰雄、飯田克弘、野寺寿雄 
  交通バリアフリーからユニバーサルデザインのまちづくりへの展開
 -滋賀県守山市の取り組みを通じて-
石塚裕子(八千代エンジニヤリング(株))
藤田和宏、三星昭宏 
  高槻市の「交通バリアフリー基本構想」策定と課題
九後順子((財)千里国際情報事業財団)、加藤裕、
枡宇直樹、臼井ひとみ、土井勉、中林浩、三星昭宏 
セッション3d「地域施設」 四階4-7室 
  知的障害者の在宅生活における困難緩和のための住環境や住み方の改善に関する研究
西尾幸一郎(京都府立大学大学院人間環境科学研究科生活環境科学専攻博士後期課程) 
  地域社会におけるグループホームのあり方に関する研究
 -(その3)テキスト型データ解析手法に基づく自由記述の分析-
前川佳史(東京都老人総合研究所介護・生活基盤研究グループ)、
徳田哲男、蓑輪裕子、嶌末憲子、瀬戸眞弓 
  地域社会におけるグループホームのあり方に関する研究
 -(その4)平面計画の特徴と設備機器の工夫-
蓑輪裕子(聖徳大学短期大学部生活文化学科)、
徳田哲男、前川佳史、嶌末憲子、細田俊二、瀬戸眞弓 
  リウマチ患者の住宅における生活行為および住環境整備の現状
 -上肢障害に着目して-
水村容子(群馬松嶺福祉短期大学人間福祉学科) 
  利用者主体による医療施設の整備に関する研究
 -その1、患者を中心とした環境づくり-
山田義文(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻)、
髙橋儀平、鈴木麻衣子、野口祐子、渡邉善之 
  高齢者・障害者への食事サービスからみた地域施設に関する研究
大野拓也(兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所)、杉山勇 
12:00~13:00 昼食 
13:00~14:30 研究発表4 
セッション4a「文化施設」 一階小ホール 
  建造物の文化財とバリアフリー化
草薙威一郎(もっと優しい旅への勉強会)、黒嵜隆、
曽根原純、矢野敏樹、中子富貴子、吉田岳史、田村奈美 
  公益的施設管理者における施設のバリアフリー化への意向について
 -既存建築施設におけるバリアフリー化推進方策に関する研究-
杉山勇(兵庫県淡路県民局県土整備部)、大野拓也 
  歴史的建築物におけるバリアフリー整備に関する考察
大塚毅彦(国立明石工業高等専門学校建築学科) 
  歴史的建造物の改修におけるバリアフリー整備の研究
 ―横浜赤レンガ倉庫の事例研究―
片倉直人(明治大学大学院理工学研究科建築学専攻)、園田眞理子 
  公園バリアフリー度の算定と評価に関する研究
中岡良司(日本赤十字北海道看護大学)、橘邦彦 
  公衆浴場利用者の意識及び実態調査
 ─地域コミュニティ施設としての公衆浴場に関する研究─
田中直人(摂南大学工学部建築学科)、老田智美 
セッション4b「子育て支援」 二階2-5室
  子育てと移動に関する基礎的研究
 -M市ファミリーサポートセンター会員アンケートとBaby-Friendly-Hospital でのインタビュー調査から-
三浦春菜((株)アルメック第二計画部)、渡邉久美、秋山哲男、瓜生ふみ子 
  「子育て支援」を考える際の環境づくりについて
 -「子育て支援環境づくり 実践ハンドブック」作成から見えてきたもの-
杉山千佳(子育て環境研究所) 
  子ども連れの外出におけるバリアについて
谷本知美(コンビチャチャ(株))   乳幼児の家庭内事故原因の考え方に関する研究
 ― 乳幼児の家庭内事故防止に関する研究 その2 ―
野村歡(日本大学理工学部建築学科)、八藤後猛、田中賢 
  手すり柵の乗り越えによる幼児の墜落防止に関する実験研究
 ― 乳幼児の家庭内事故防止に関する研究 その3 ―
八藤後猛(日本大学理工学部建築学科)、野村歡、田中賢 
セッション4c「交通バリアフリー(2)」 三階3-11室 
  大規模ターミナルにおける交通バリアフリーの取り組み
 -大阪市梅田地区の取り組みを通じて-
坂下契(大阪市計画調整局計画部交通空港政策課)
島拓造、三星昭宏、石塚裕子 
  吹田市における交通バリアフリー化の推進について
 -だれもがやさしくなれるまちづくり-
高橋富美((株)建設技術研究所大阪支社・環境都市部)
中平明憲、新田保次 
  交通バリアフリー法に基づく基本構想策定の取り組み
 -川崎市における交通バリアフリー基本構想の策定から-
永元真也((株)アルメック第一計画部)、秋山哲男 
  新鵜沼駅周辺地区交通バリアフリ-基本構想について
森山静男((株)間瀬コンサルタント名古屋支店) 
  高齢者・障害者などを配慮した駅周辺地域でのバリアフリー整備に関する研究
 ─和歌山県南部町の住環境整備を通して─
田中千歳(和歌山大学システム工学部環境システム学科)
足立啓 
セッション4d「過疎地・情報化」 四階4-7室 
  「コンパクトシティ」と高齢者の住み続け
 -岐阜県神岡町の事例― 田原裕子(國學院大學経済学部) 
  過疎山村の高齢者の住み続け促進要因
 ―岐阜県神岡町山之村地区の事例―
神谷浩夫(金沢大学文学部地理学教室) 
  過疎地域における需要応答型交通システムに関する研究
 ―概念設計と試行実験 ―
古瀬康紘(東京大学大学院工学系研究科産業機械工学科専攻)、
金載炅、鎌田実、秋山哲男、青柳太、萩野貴久 
  インターネットを活用したコミュニティづくりに関する研究
 ~なはゆんたく広場の事例より~ 高野大秋(那覇市社会福祉協議会)
阪井暖子、島村聡 
  公共トイレの評価とWeb-GISによる情報配信システム
斎藤健治(佐賀大学理工学部都市工学科)
齊場三十四、松尾清美 
14:45~16:45 研究討論会 テーマ1「文化財のアクセスとバリアフリー」
コーディネーター:多淵敏樹(兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所) 一階小ホール
  【討論の概要】
 近年バリアフリー・ツーリズムと言われるように、高齢者・障害者が社会参加する機会として余暇活動や旅行などのニーズが増大しています。とくに文化財については文部科学省でも「文化財の振興に関する基本的な方針について」の中で高齢者・障害者の文化芸術活動の充実に関する内容が盛り込まれ、今後一層の取組みが期待されることでしょう。しかしながら、文化財とバリアフリーを組み合わせるには、歴史や伝統とどのように融合させるか多くの課題も残されています。本討論会では文化財のアクセスとバリアフリーについて多くの観点から考えて行きたいと思います。パネリストとして障害者で文化財の見学を趣味とされる方、文化財の所有者、自治体で文化財行政を担当している方をお呼びして、本来は障害者対応でない文化財での取組みの現状や、障害を持った参詣者の願いをどのようにして解決すればよいのかなどを討論したいと思います。
予定討論者: 市民・利用当事者 伊藤美里(兵庫県社会福祉事業団)、行政関係者 田中彰(高山市教育委員会文化財保護課郷土館長)、文化財所有者 大樹玄承(書写山円教寺) 
テーマ2「交通バリアフリー法、ハートビル法,及び福祉のまちづくり条例の連携と課題」 
コーディネーター:高橋儀平(東洋大学) 三階3-11室 
  【討論の概要】
 2000年の交通バリアフリー法の制定、2002年のハートビル法の改正を背景として、福祉のまちづくり条例の改正が進展しています。21世紀に入り、ようやく、市民生活に不可欠な法制度が整ったと言えるでしょう。全国各地ではこれらの法制度を根拠としたまちづくり改善事業が進展しつつありますが、依然としてそれぞれの事業は市民生活の利便性に直結せず、縦割り事業により実施されているように思われます。本研究討論会では、今まさに福祉のまちづくりで必要とされている、市民、利用者の参画をベースとして、どのように地域生活基盤の整備目標を構築すべきであるか、その運用の仕組みをどう作るのか、また実現のためのデザインをどのように描くべきか、等々について議論を深めたいと思います。とりわけ、3つの法制度がなぜうまく連携できないのか、そのバリアはどこにあるのかを明らかにしたいと思います。また。環境整備を進める上で、市民の役割、専門家の役割、行政の役割とは何かについてもあらためて討議したいと思います。
予定討論者: 三星昭宏(近畿大学)、作原圭介(神奈川県)、
市民・利用当事者 宍戸久子(NPO法人 目の不自由な人と共に歩行を考えるしろがめ塾)
  8.問い合わせ先   宿泊・登録申込等の問い合わせ先:JTB丸の内本店   バリアフリープラザ 杉野正弘 清水正一 白井文
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル1階
TEL 03-3212-7601 FAX 03-5224-3535 E-mail:SHINMARU#2@syt.jtb.co.jp 
  研究発表の申し込み・大会の問い合わせ先:プログラム委員会事務局   中部大学工学部土木工学科 磯部友彦
〒487-8501 愛知県春日井市松本町1200
TEL 0568-51-1111(4272) FAX 0568-51-1495 E-mail:tomohiko@isc.chubu.ac.jp 
  会場等大会全般に関する問い合わせ先:運営委員会事務局   (財)国土技術研究センター
担当:ITS企画推進室:林隆史、竹本由美
〒105-0003 東京都港区虎ノ門3-12-1 ニッセイ虎ノ門ビル
TEL 03-4519-5007 FAX 03-4519-5017 E-mail:fukushi@jice.or.jp 
見学会のご案内
「あんきにきてくれんさい」-高山市見学会のお誘い- 
  1. 情報バリアフリー対策
高山駅前・情報バリアフリーKIOSK端末 
  2. 市内ハード面でのバリアフリー 1) 道路の段差解消と工夫 
2) 歩車共存型道路整備 
3) 車椅子トイレ(だれでもトイレ)の配置状況とサイン対策 
4) "古い町並"における店舗の段差解消 
  3. 新規事業①:空き店舗活用事業 1) ドリーミンショップ「pod」 
2) ドリーミンショップ「四つ葉」 
  4. 新規事業(2):空き店舗活用のまちづくり拠点
   (厚生労働省"つどいの広場事業")
   「まちひとぷら座"かんかこかん"」 
    見学コースは、高山市街地の主要な観光スポットにリンクしています。1グループ15名定員(全10グループを予定)とし、参加は当日受付です。定員に達したグループから時間差で出発します。
 見学スポットでは職員による道路・トイレのバリアフリー状況やまちづくりの工夫、新規事業の説明に耳を傾けながら市内観光もお楽しみいただけるようコース設定しました。「あんきにきてくれんさい」-高山弁で気軽にお越しください、という意味です。歩き慣れたスニーカーと共に、歴史と伝統のまち、福祉観光都市 高山の見学会にぜひご参加ください。 
   全国大会の最新情報は学会ホームページをご覧下さい
 http://www.jice.or.jp/fukushi/index.html