第一部は英国ロンドンに昨年9月に行った調査を基にしたもので、ロンドンの高齢者・障害者の交通サービスの新しい展開の報告である。 ロンドン市が公的な仕組みとして政策と財源とも関与したロンドンダイヤル・ア・ライドは病院以外の送迎を担当し、厚生省の外郭団体(NHSトラスト)が運営している非緊急時患者移送サービスは医療系の送迎サービス。さらにロンドンタクシー利用にはロンドン市と区から補助されている。 公共交通が頑張る中、NPOの全国組織であるCommunity Transport Associationは自治体による移送サービスの先を行く事業に取り組んでいる。さらに、ロンドン市と国のサービス基準外にある高齢者・障害者のモビリティを政策的に取り込んでいるカムデン区役所、ボランティアから成長したHackney Community Transportでは、グループの民間会社が利益を上げて、赤字ベースのSTサービス運行を行っている事例等を紹介する。
第二部は、英国のUniversity College Londonの研究者から総合的なアクセシブル研究の最近の話題を語っていただきます。