特別研究委員会

5 心のバリアフリー特別研究委員会

委員長 中野 泰志(慶應義塾大学)

(1)委員構成 11名(委員長、協力委員を含む)
<コアメンバー>沼尻恵子・竹本由美(国土技術研究センター)、松原淳・澤田大輔(交通エコロジー・モビリティ財団)、山嵜涼子(自立生活センター・小平)、寺島薫・平山清美(アークポイント)、伊藤伸一(国土技術研究センター)、<協力委員>橋口亜希子(日本発達障害ネットワーク)、山田悠平(精神障害当事者会ポルケ)

(2)課題認識

・TOKYO2020に向けて、国、東京都、経済界、教育界等で「心のバリアフリー」の取組みが盛んになってきている。しかし「心のバリアフリー」についての定義や意味、目指すべき方向について共有されたものが無く"援助してあげる""人にやさしくする""意識の問題"等個人的な行いに帰着していく解釈も見られることから、新たな国民共有の概念規定とそれに基づく普及活動が急務と考える。

(3)研究目的
1)「心のバリアフリー」の定義の提案

・社会モデルの観点を含む新たな心のバリアフリーの定義が求められている。心のバリアフリーの普及、市民レベルの実践を念頭におき、「心のバリアフリー」の新たな定義を検討し、提案する。

2)新たな「心のバリアフリー」の定義に基づく実践と検証

・新たな「心のバリアフリー」の定義、普及方法、普及ツール等について、研究活動を通じ、実践と検証を行い深化させる。

3)新たな「心のバリアフリー」の普及方策の提案

・TOKYO2020を目指して、オリパラのボランティア育成・研修等に反映させていくほか、大会以後のレガシーとして、新たな「心のバリアフリー」の全国への普及方策について提案する。

(4)主な研究事業
1)公的な機関の実施する「心のバリアフリー」関連事業との連携
2)公的団体との共同研究との連携
3)大学生の「心のバリアフリー」自主活動との連携
4)シンポジウム、セミナー等の公開研究会の開催
5)新たな「心のバリアフリー」の普及ツール(試案)の作成

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