お知らせ

お知らせ

アクセシビリティガイド翻訳版報告会5月10日・16日in中央大後楽園

2016年04月13日

福まち学会 会員各位

福まち学会翻訳委員会の報告会のご案内です。

会員の皆さまの積極的なご参画を期待しております。(清)

***********************************

アクセシビリティガイド(国際パラリンピック委員会)翻訳版
報告会のお知らせ

日本福祉のまちづくり学会 翻訳委員会
(公財)交通エコロジー・モビリティ財団

 日本福祉のまちづくり学会では「IPC(国際パラリンピック委員会)のアクセシビリティガイド」の日本語仮訳に対する監修を、(公財)日本障害者スポーツ協会日本パラリンピック委員会から受託し、この度完成の運びとなりました。現在、このアクセシビリティガイドを参考に東京版アクセシビリティガイドの検討が進められています。多くの方々にアクセシビリティガイド翻訳版を知っていただくために報告会を開催いたします。詳細は下記の通りですが、2日間とも内容と開催場所は同じです。

■日時
 開催1 2016年5月10日(火) 18:00~20:00
 開催2 2016年5月16日(月) 18:00~20:00
■場所 中央大学後楽園キャンパス 5号館5135室(両日とも)
■アクセスマップ(中央大学後楽園キャンパス)
http://www.chuo-u.ac.jp/campusmap/kourakuen/pdf/kourakuen_01.pdf?1460268377817

■内容
司会 別府知哉(八千代エンジニヤリング)
18:00~18:25 主催者挨拶
 挨拶 (公財)交通エコロジー・モビリティ財団 坂下晃理事
 挨拶 (公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
    大会準備運営第一局 中南久志パラリンピック統括部長
 挨拶とアクセシビリティガイドについて
    日本福祉のまちづくり学会会長 秋山哲男(両日)

第1章 はじめに(P7~29):秋山哲男
 この章は、主な目的、コンセプト、本書の作成の根底にある基本原則を説明している。本書の使命と目的が含まれており、障害者のみでなく、社会の相当な割合を占めるアクセシビリティ受益者の母集団についても言及している。インクルーシブであることの3つの基本原則(公平、尊厳、機能性)が、アクセシビリティの主要コンセプトであるバリアフリー環境、ユニバーサルデザイン、アダプタブルデザインなどと共に説明されている。

18:25~18:50 第2章 技術仕様 (P30~104)
アクセスと移動経路、アメニティ、ホテル及びその他宿泊施設 P30~89
 講師候補 川内美彦(東洋大学、10日のみ)・髙橋儀平(東洋大学)・松田雄二(東京大学)
交通手段 P90~104  講師:稲垣具志(日本大学)・江守央(日本大学)
 アクセシビリティに関する技術仕様が詳細に記され、本書の参照部分としての役割を果たしている。テーマの分類は、都市環境の主要要素に従っており、アクセスと移動経路、アメニティ、ホテル及びその他宿泊施設、交通手段、刊行物とコミュニケーションが含まれている。

18:55~19:05 第3章 アクセシビリティトレーニング(P105~111)
 講師候補 澤田大輔・竹島恵子(交通エコロジー・モビリティ財団)
 OCOG(組織委員会)スタッフと大会ボランティアを対象とし、アクセシビリティと障害に関する「気づき」トレーニング、デザインアプローチ、主な内容、実施手順を記述。このトレーニングは、個人の態度やコミュニケーション上のバリアに対処することを目的とし、a)障害者に対する一般的な接遇トレーニング、b)大会/任務別の障害者に対するアクセシビリティトレーニング、c)会場固有のアクセシビリティトレーニングの3段階から成る。

19:05~19:15 休憩

19:15~19:40 第4章 大会の要件(P117~198)
 講師候補 古瀬敏(フリーランス)・松田雄二(東京大学)・
      別府知哉(八千代エンジニヤリング・10日のみ)
 大会の社会的基盤(競技会場、選手村、競技会場以外の場所)に関する要件を説明。さらに、OCOGの各ファンクショナルエリアの計画と運用面、全体的観点から、またパラリンピック大会固有のものについて、アクセシビリティを考慮すべき事柄も論じている。

19:40~20:00 第5章
 アクセスシブルでインクルーシブな開催都市と大会を目指して(P199~249)
 講師:稲垣具志(日本大学)・江守央(日本大学)
 大会の立候補都市・招致に成功した都市が、全ての利害関係者に対してアクセシブルでインクルーシブな大会を保証し、市民には永続的な恩恵を確保するために取り組むべき基本原則と主要要素について説明。この取組みは、市民や来訪者が「大会の共有体験」を全活動に完全に参加する機会を提供するためのものである。

20:00~20:25 質疑応答
20:25~20:30 閉会のあいさつ
 髙橋儀平(東洋大学・日本福祉のまちづくりが会関東甲信越支部支部長)

■参加費 学会員:1,000、非会員2,000円(当日受付にて徴収します)

■申し込み 参加日の選択(5月10日あるいは5月16日)、氏名、所属、連絡先(メール)、
電話番号を記入の上、秋山哲男までメールでお申し込みください。
aki@k08.itscom.net :締め切り4月30日(各日定員70名:最大100名可能で締め切ります)

■資料 参加者には国際パラリンピックガイド(IPC)全訳(240ページ)を資料として差し上げます。このガイドはパラリンピックを開催する場合の様々な整備のバイブルですが、これを参考に東京版を現在作成中です。

(秋山哲男会長からの情報提供)