連続セミナー「視覚・聴覚・触覚に関する基礎講座」3月11日in東大本郷
2016年02月15日
連続セミナー第1回 視覚・聴覚・触覚に関する基礎講座
身体と空間特別研究委員会 委員長 原 利明
- 目的
最近、公共交通施設などでのバリアフリー化の検討の場では、光環境や音環境への関心が高まりつつあります。これは、3.11以降の節電による消灯・減灯にともなう問題や、ガイドライン・JISによる音サインの普及にともなうコンフリクト問題にも起因していると考えています。
このようなことから、光や音などについての基礎的な知識を広めていくことを目的として本セミナーを開催します。空間認識に関わる人間の感覚について学会員、研究者、デザイナー、事業者などに広く理解して頂き、まちやたてものの適切な計画につなげて頂ければと思っています。
連続セミナーの第1回は「みること」をテーマとしました。講演1では、「目」やそもそも「ものをみること」の仕組みについて、簡潔に解説して頂きます。続く講演2では、高齢者やロービジョン者の見え方や視覚に関するエビデンスを紹介頂きます。最後の講演3では、視覚障害者の歩行訓練の現場での様子を紹介しつつ、日ごろ晴眼者が何気なく使っている視覚情報の意味について考える機会としたいと思っています。最後に、会場の参加者からの質疑を受け、議論を行います。
※本セミナーは建築CPD:2単位となります。
- 開催日時と場所
日時:2016年3月11日(金)18:30~20:30
場所:東京大学 本郷キャンパス 工学部1号館 15号教室
地図:工学部1号館の場所は、以下アドレスをご参照ください。
入り口にて、15号教室までの案内を掲示します。
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_02_j.html
- 主催等
主催:日本福祉のまちづくり学会・身体と空間特別研究委員会
後援:交通エコロジー・モビリティ財団(予定)
- プログラム
18:30~18:35 趣旨説明
原 利明(鹿島建設・身体と空間特別研究委員会委員長)
18:35~18:50 講演1
小林 章(国立障害者リハビリテーションセンター学院)
「ものが見える仕組み(仮)」
18:50~19:30 講演2 伊藤 納奈(産業技術総合研究所)
「高齢者・ロービジョン者の見え方の特徴(仮)」
19:30~20:10 講演3 小林 章(上述)
「移動するということを視覚障害者視点から考える(仮)」
20:10~20:30 質疑応答(司会 松田 雄二・東京大学)
- 費用と定員
費用 会員・学生 無料、非会員 ¥1,000
定員 50名(先着順)
- 申し込み
以下の項目を記入の上、メールにてお申し込みください。
1)氏名 2)ご所属 3)連絡先メールアドレス 4)情報保障など
申し込み先 matsuda@arch1.t.u-tokyo.ac.jp(松田)
申し込み締め切り 2016年3月7日(月)厳守
- 情報保障など
情報保障ご希望の方は、2016年2月末日までにお申し込みの際にご希望の情報保障をご記入ください。
なお、内容によりましては、ご希望に添えない場合もございますので、予めご容赦ください。
※連続セミナーの今後の予定
第2回「きくこと」 4月下旬
第3回:「さわること」 5月中旬
第4回:「みること-2」 6月中旬
第5回:「あるくこと」 7月中旬
今後もご期待ください。
(原利明会員からの情報提供)